新型コロナウィルスが自動車業界にもたらす終わりの始まり 

コナサンおはようございます!

前回の続きになりますが、新型コロナウィルスの自動車産業への影響に関して考察していきます。

当初今年第1四半期に中国から端を発した自動車製造業のサプライチェーン寸断による供給危機が第2四半期以降欧米市場にも拡大し、やがて各国各地域のロックダウン及びそれに準ずる対応策によって今度は市場の冷え込み=需要減を引き起こしています。新車販売台数は短期的には急激な減少が見込まれた後に今年後半は横ばいとみられていますが、通年では前年比6~13%の下落が予想されます。

需要への懸念もさることながらまずは供給面において、中国は第1四半期に生産量が激減し特に2月は80%以上の下振れを記録、第2四半期に急速な回復を見せています。一方米国では4月時点で生産能力の約80%が停止、欧州各国も75%程度が停止しています。車載エレクトロニクス関連のサプライチェーンでは3月以降受注が50%超下落しているようです。

販売台数もリンクした動きになっていますが、ロックダウンとかシェルターインプレイスという状況で車を使う必要性が激減しているさなかに購買意欲を刺激されているヒトって、そもそもごく少数のカーマニアくらいじゃないでしょうか。そういう状況下で中国では第1四半期の自動車販売台数が前年比-45%という惨状。7月以降に政府の購買刺激策が噂されています。米国でもカーディーラーの投げ売りキャンペーン期待を煽るニュースが出回っていますが、いらないものは安くなっても買わないですよね。前回記事のワタクシのように、乗らない車のバッテリーを心配して毎週無目的に走り回らなきゃいけないハメになります。今週発表されたトヨタの業績予想では今年度営業利益が前年度比-80%。厳しいですね。

このような状況でEVは比較的根強いラインアップとなりそうです。当初予測を7.6%下回るもまだ前年比+36%との試算。中国の2月全体供給量が80%減となった際にもEVは60%減。米国ではTesla, Toyota, BMW, FordのEVが年後半にどれだけ巻返してくるかが注目されています。

しかしシリコンバレーのハイテク企業では既に年内一杯、あるいは終身在宅勤務を決定した企業もありますし、この災禍が収束したら自動車業界が元に戻るという事にはならなそうです。サラリーマンだったら、そもそもなぜ毎日会社に行く必要があったのだろうと思っている方も増え始めていると思います。色々な意味でモノゴトの終わりと始まりを予感させる新型コロナウィルスですね。

…続く。

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